レギュラーマット使用方法

マットは、バクテリアにより分解発酵した発酵マットになります。
発送時には画像のように密封した状態でお届けとなります。
この状態では、好機発酵菌(バクテリア)は活動できない無酸素状態になっておりますのでマットの品質は安定し劣化が進まない状態になっています。
保存期間は約半年。

こちらの画像はレギュラーマットを開封した状態になります。
画像では見難いのですが、開封直後はオレンジ色に変色して嫌気状態特有の匂いがします。
この時は嫌気発酵の状態で(ちょうどキムチやヨーグルトと同じ発酵)開封後かるく攪拌して酸素を供給すると次第に好機性バクテリアが活動を再開し、刺激臭はなくなり色も茶色っぽく変化していきます。この事を「ガス抜き」と言います。
通常1日~2日程で完了します。

リッキー幼虫の飼育状況です。
採卵後1ヶ月の幼虫達です。初令幼虫をまとめてマットに投入します。
マットは基本的にそのまま使いますが、場合によっては少し加水したりもします。

その後1ヶ月経過のケースです。
判りにくいですがまっとが少し凹んでいます。黄色や白く見えているのは菌糸類です。菌糸は必要な共存生物です。そのまま放置してもまったく問題ありません。

上の画像ケースを掘ってみると。
こんな感じ。結構育ってます。(投入後1ヶ月経過)
この時マット交換もしました。

そこからさらに1ヶ月経過。
かなり大きくなってきました3令に加齢した物も居ます。

さらに2ヶ月経過(投入から4ヶ月後)
かなり大きく60g前後にまでなってきています。糞も多く少し交換が遅れ気味な感じ。
この次期から単品飼育に切り替えます。

単品飼育を始めて4ヶ月経過した個体。(投入から8ヶ月)100g前後に育っています。
ここから後4~5ヶ月成長を続けます。この時期に何処まで伸ばせられるかが勝負です。リッキーの場合100gで130mm、110gで140mm、120gアップした位から150mmが狙えるようになってきます。中には150gを超えるような個体も現れますが中々体重に比例してくれないのがヘラクレスブリードの難しさでもあり、面白さでもあります。


これまでの羽化実績

レギュラーマットはこれまで某オークションサイトでのみ販売して参りましたが、各地のお客様の熱意と努力により多くの大型個体羽化の実績が誕生してきましたので、その一部をご紹介致します。

画像はhikaruuukabut様よりご提供いただきましたマルスの画像です。
このレベルの個体が連続羽化されています。

その他には
「ヘラクレス」ビーワクギネス 180mmアップ 
「リッキー」 165mmアップ多数 
「トリニダデンシス」ビーワクギネス 150mmアップ
「ネプチューン 」ビーワクギネス 157mmアップ
「国産カブト」 87mmアップ
「ギラファ」 116mmアップ
「スマトラヒラタ」 96mmアップ
「ウガンデンシス」 80mmアップ

などなど・・・