生体のご説明

当社で扱っている生体は「ヘラクレスヘラクレス」「ヘラクレスリッキー」「ネプチューン」の3種です。


ヘラクレスヘラクレス

ヘラクレス D. h. hercules (Linnaeus, 1758)

本種の基本。カリブ海グアドループ島とドミニカ島沿岸に生息する。胸角が太く直線的に伸びるため人気がある。
元々入荷が少なく最近の国内ブリードでは交雑が疑わしい個体が多く見受けられるが、純血のヘラクレスは羽の色は薄く品があり角の太さやサイズは様々ありますが全体的なフォルムは特徴的でリッキーなど南米種とは明らかに違いがあります。

現在はレギュラーマットでお世話になっております有名ブリーダー様の血統を様々取り入れており、更なる大型極太化を目指しております。


ヘラクレスリッキー

リッキー D. h. lichyi (Lachaume, 1985)

南アメリカ北東部に生息する。最も大型になり易く、大型個体では胸角が大きく湾曲する。生息範囲が広い。 以前は比較的よく入荷があったが、2005年以降では殆ど輸入される事はなく、希少になりつつある。

とても丈夫で飼育自体も容易で比較的簡単に大型個体を羽化させる事が可能。最大隊長ではヘラクレスヘラクレスの方が大型という事になっているが、実際には体重体長共にリッキーの方が大型である。 人工飼育では比較的容易に160mmを超える個体が羽化してきますし、中には幼虫体重155g羽化成虫167mmという個体も羽化している。ヘラクレスと比べ全体的にボリュームがあり、分厚く重量感のあるイメージ。

現在ブリード中の血統はエクアドル レベンタドール産WD(2013 2014)からの累代です。
大型個体が多数採集されている注目の新しい産地です。
ワイルド個体の入荷自体もそれほど多くはないので貴重です。


ネプチューン

ネプチューン Dynastes neptunus

世界最大のカブトムシヘラクレスオオカブトに次ぐ、2番目に大きい種として有名である。種小名はローマ神話の海神ネプチューンに由来する。

個人的にもっとも好きなカブトムシです。140mmを超える超大型個体は圧倒的な存在感です! 飼育自体はヘラクレスと比べ少し気難しい感じがあり、産卵~飼育共に少し癖があります。産卵はレギュラーマットで問題なく産んでくれます。飼育はヘラクレス系と比べ食が細い感じがありますので定期的にマット交換をしてゆっくりと育てることが秘訣です。飼育期間も2年程かかりますが超大型が羽化した時の喜びは格別です。